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September 05, 2012

マーキュリー・バッハ・アカデミー ヨハネ受難曲

すでに数日経ってしまいましたが,私にとって特別な作曲家の一人であるバッハ(もう一人はショスタコーヴィチ)の大作「ヨハネ受難曲」を演奏してきました。
聴きに来ていただいたみなさま,スタッフでお手伝いいただいたみなさま,一緒に音楽を作り上げたみなさま,ありがとうございました。

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J.S.バッハ ヨハネ受難曲
2012年9月1日(土)
彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール

指揮:小田 透
テノール(エヴァンゲリスト):鏡 貴之
バス(イエス):浦野智行
ソプラノ:高橋節子
アルト:山下牧子
バス:宇野徹哉
管弦楽:マーキュリー・バッハ・アカデミー
ヴィオラ・ダ・ガンバ:なかやま はるみ
合唱:ソニー・フィルハーモニック合唱団
合唱指導:江端員好

マーキュリー・バッハ・アカデミー(MBA)に参加するのは約5年ぶり。
前回はバッハの管弦楽組曲第1番とブランデンブルク協奏曲第2番ほかの第5回演奏会に参加させてもらいました。
その後演奏会のたびにお誘いを受けていたのですが,主に資金不足で参加を断念していました。
今回は演奏会の約1年前にお誘いを受けたので,なにしろヨハネだし「まあなんとかなるだろ」と軽い気持ちで参加を決めたのです。

約1年にわたる練習は小田さんらしく,言葉を大切にし,フィグールもきちんと音にしようとする徹底ぶり。
特にコラールを徹底的に細部まで詰めていく練習はものすごく勉強になりました。
もちろん合唱と器楽が重なる部分や,器楽のみの部分も同様に時間をかけて作っていくので,音楽が自然に呼吸するようになっていくのですね。
こういう音楽づくりは他では絶対にできないので,本当に楽しく充実していました。
一度だけ設けられた高田あずみさんによる弦練も大変充実していて,毎回の練習が至福の時間だったと言っても過言ではありません。

さて本番。
素晴らしいソリスト陣と,ハイレベルの合唱団。オケも健闘したと思います。
バッハの思い描いた世界をかなり実現した,生きた音楽があったのではないかと思います。
なんというか,ちゃんと音楽に近づくことができたというのか,ただ演奏しただけのものではなかったということです。
個人的には小さなミスはあったものの,必死でさらった部分もほぼ弾けたし,十分に音楽をしゃべることができたと思います。

実は私にとって,ヨハネ受難曲はバッハの多くのカンタータや,マタイ受難曲,ロ短調ミサに比べて多少馴染みが薄かったのですが,今回演奏することで一歩踏み込んだ理解ができたと感じています。本当に良い経験でした。

終演後にコンマス氏と話しましたが「技術はあってもこのように弾けるところはなかなかない」という点はまったくそのとおりだと思います。
今後もできる限り参加したいと思っていますが,とりあえず次回は未定のようです。
この団体,演奏会のあとたいてい休眠するんですよね(^^;)

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