今日の通勤CD(バッハ・2台のチェンバロのための協奏曲)
バッハ・2台のチェンバロのための協奏曲BWV1060,1061,1062/ピノック,ギルバート(cemb.)/イングリッシュ・コンサート(ARCHIV F35A 50055)
最近携帯の着信音で落としたBWV1061が気に入ってよく聴いている。この曲はこの3曲の中で唯一オリジナルらしいとされていて,2楽章はオケは休み,1,3楽章もオケの出番は少ないという,まさにチェンバロのために書かれているといえる曲だ。(ちなみにBWV1060はオーボエとヴァイオリンのための協奏曲を(とされている),BWV1062は2台のヴァイオリンのための協奏曲をそれぞれオリジナルとしている。)
このBWV1061の3楽章"Fuga"は冒頭からチェンバロのフーガで始まり,オケが出てくるのは1分以上たってから。そこまでのチェンバロのすばらしいこと。そして同主題でオケが入ってきたときの華やかさといったらもうたまらない。この盤の演奏はゆったり目のテンポだが,もう少し速めのテンポの演奏を聴いてみたい。
余談だが,このCDは高校生の頃買ったもので,なぜか当時腹具合が悪かったり吐き気がしたりしていた(たぶん風邪だったのだろう)。そのせいで,このCDは「吐き気」と強く印象づけられてしまい,しばらくあまり聴かない時期があった。そんなはずはないのに聴くとなぜか胸がむかむかしたのだ。心と体はそれほど強く結びついているということだ。
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