今日の通勤CD(ショスタコーヴィチ・Sym.3ほか)
ショスタコーヴィチ・交響曲3番,交響詩「十月」,詩曲「ステンカ・ラージンの処刑」/スメターチェク/プラハ放送響・合唱団,コシュラー/プラハ放送響,スロヴァーク/スロヴァキアフィル・合唱団(PRAGA PR254055)
曲はそれほど優れていないが尋常でない演奏の交響曲3番と,曲はすばらしいが演奏が平凡な「十月」と「ステンカ・ラージンの処刑」の組み合わせ。
3番はこの演奏ほど異様なテンションのものはないのではないだろうか。何かに取り憑かれたような感じというか,ヤケクソな感じというか,速いテンポと強烈な音色に興奮させられる。しかし合唱が入ってくるとなぜかおとなしくなる。ちなみに歌唱はロシア語ではない。プラハだからチェコ語なんだろうか?よくわからないが新鮮だ。
十月は緊迫感が緩い気がする。遅めのテンポ設定と普通の音色のせいだろうか。もっと心拍数が上がるような,強烈な音がほしくなる。
ステンカ・ラージンの処刑はまあ悪くはない演奏だと思うが,もっと緊迫感がほしい。コーダでオリジナルのスコア(だったかな)どおりに演奏しているのはこの盤だけなので貴重だが,やはり普段は他の演奏を聴いてしまう。ここぞというところの鐘がほとんど聞こえなかったり,なんとなく物足りないのだ。
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