« November 2005 | Main | January 2006 »

December 31, 2005

10大ニュース2005

年末なので自分の10大ニュースをやってみる。思いつくままなので順不同(でも印象深い順かな)。

1.BBQを始める
 常設のカルテットを結成!とても楽しい。
2.風呂リフォーム
 今年最大の買い物。サイズアップして快適。
3.弥生で大もめ
 大もめしてフェードアウト(になるだろう)。
4.MBAに参加
 念願のバッハ演奏をメインにする団体に参加させてもらう。
5.テレビとDVDレコーダー購入
 映りの悪いテレビとかなり古いビデオデッキを一気に更新。
6.コンタクトレンズ
 メガネが壊れてコンタクトレンズにする。
7.駐車場
 敷地内の駐車場に当選するも,管理会社のミスで宙ぶらりん。(継続中)
8.マタイ受難曲
 オーケストラ・ディマンシュにエキストラで出た縁で念願のマタイを演奏。
9.ショスタコの室内楽
 最初に手をつけてから10年以上経ったピアノトリオ2番をようやく演奏。ついでに同じ演奏会でカルテット3番も演奏。
10.転所
 一年間待ってようやく最寄りの保育所に子供を預けられるようになる。
11.ETC導入
 車にETCをつける。快適。
番外.「・・・!」
 およそ10年ぶりに激しく心が動揺する。

書いたら10個以上あった。まあいいか。けっこういろいろあるものだとあらためて感心。

| | Comments (17) | TrackBack (0)

December 28, 2005

今日の通勤CD(バッハ・BWV28ほか)

バッハ・カンタータ28,58,64,121番/リヒター/ミュンヘン・バッハ・管弦楽団・合唱団(ARCHIV POCA-2029)
051228001.jpg
年末年始頃用のカンタータを聴く。
降誕節第2祝日用の121番はコラールカンタータ。バスによる「胎内で跳びはねるヨハネ」のアリアがいい。この盤ではフィッシャー=ディスカウが歌っているが,大げさにも思えるメリハリが曲調に合っていて効果的だ。このテキストは,マニフィカトのエピソードのテキストと同じ箇所なので降誕と密接に関係しているというわけだ。
降誕節第3祝日用の64番はコラール合唱が3曲も入っていて珍しい。まず厳しい雰囲気の冒頭合唱が最近の迷いに満ちた胸を打つ。第5曲ソプラノのアリア,第7曲アルトのアリアが訴えかけてくるものにも,今の精神状態は揺さぶられてしまう。そして第2曲,第4曲のコラール合唱はなんと豊かなのか。終曲は「イエス我が喜び」の第5節によるコラール合唱。いやぁ,これはスバラシイ曲だ。
降誕節後日曜日用の28番は年の終わりを感謝するソプラノのアリアに続く,素晴らしい古様式のコラール合唱がいい。しつこいようだが今の迷いに満ちた精神状態で聴くとよくわからない感動状態に陥ってしまう。ゆったりとした音楽の歩みが時の刻みのようにあらゆる事態を解決してくれるように思えるからだろうか。第5曲のテノールとアルトのデュエットもステキだ。
新年後第1日曜日用の58番はこの盤の訳では「ああ神よ,なんと多くの心痛がこのときに私をみまうのでしょうか(東川誠一訳)」で始まる。無宗教な私でも,特に今のような時期はこんな内容に興味を惹かれるし,耳を傾けたくなる。冒頭ソプラノとバスのデュエットはソプラノがコラール,バスがアリア。終曲も同じ構成。対話形式にしているところがミソのようだが,冒頭の悩める雰囲気と,終曲の解決した雰囲気の対照は見事だ。でも第3曲のソプラノのアリアでは「神がいるから苦しくても平気」というような内容を歌っている。ソロヴァイオリンにのせて歌われるステキな曲だが,自分の神がそういう神でない場合は困る内容だ(^^;)。

| | Comments (14) | TrackBack (0)

December 27, 2005

今日の通勤CD(バッハ・BWV39ほか)

バッハ・カンタータ39,93,107番/ヘレヴェッヘ/コレギウム・ヴォカーレ(Virgin 5 62252 2)
051227001.jpg
小ミサ曲も入っている4枚組のBOXから。普段このBOXを取り出してもミサ曲ばかり聴いているので,なんとなく印象が薄い(^^;)。
39番は全体に落ち着いた雰囲気。それぞれの曲が安らいだ気分をもたらしてくれる。冒頭と終曲が合唱,中にアリアが3曲,第2,第6曲がレチタティーヴォという対称形。
93番の第4曲,ソプラノとアルトのデュエットはオルガン用のシューブラー・コラール(BWV647)に編曲されている。我が家のCD(アラン)とはテンポ設定などが異なり,印象がかなり違うが。弦楽がコラール定旋律を担当していて珍しい。
107番は第3曲からアリアが4曲続く構成。アリアから終曲のコラールまで,どの曲も器楽の動きが特徴的に思う。私としては第3曲のバスのアリアが印象的だ。

| | Comments (19) | TrackBack (0)

December 22, 2005

今日の通勤CD(バッハ・ロ短調)

バッハ・ミサ曲ロ短調/リヒター/ミュンヘン・バッハ管弦楽団・合唱団(ARCHIV 427 155-2)
051222001.jpg
リヒターのロ短調。普段はオリジナル楽器の演奏を聴くことが多いので,ちょっと音が高くて違和感あり(笑)。クレドなんかはかなり面食らう。
演奏は音楽への共感に満ちているというのか,どこをとっても濃密な意志の発現による圧倒的なものを感じる。頭に浮かんだイメージは,日本酒でいえばきりんざん純米吟醸のような,味わいありコクありのすごくいいやつのようなもの。
やはりロ短調は人類の宝であり,この演奏も人類の宝だ。

| | Comments (22) | TrackBack (0)

December 21, 2005

今日の通勤CD(ショスタコーヴィチ・Sym.6,14)

ショスタコーヴィチ・交響曲6,14番/ケーゲル/ライプツィヒ放送響(WEITBLICK SSS0037-2)
051221001.jpg
6番。1楽章の後半部分,意識は深いところに沈み,思考をゆっくりと停止していく。ひたすら鳴り続ける低音とトリル。チェレスタのトリルでその意識に刺激が与えられ,再び意識はゆったりと活動を始める。意識は目覚め,冒頭の感情を再度思い出す。しかしその感情はすでに過去のもの。やがて意識は再び深く沈んでいく。そんな意識の動きを感じさせる演奏。2,3楽章。ケーゲルがこの曲に見たのは怒りなのか。常にとげとげしい攻撃的な音楽が展開する。今の私の気分がそう聞かせるのか?実際そういう音楽なのか?オーケストラはところどころインチキしているところもあり,それほど性能のいいオケではないようで残念。また終演後の拍手の短さはボールトの12番(Intaglio盤)並み。会場が盛り上がったのかどうかもよくわからない(笑)。
14番。オケは粗さがあるものの,やばい雰囲気を十分漂わせて展開する。歌唱はドイツ語。そのせいだけではないと思うが,なんだかドイツ歌曲っぽい雰囲気にも聞こえる。「深く豊か」なものを目指しているような。この曲はガリーナ・ヴィシネフスカヤみたいな,冷たく時にヒステリックな声が似合うと思う(そういうのの聴き過ぎかも)。そんなわけでオーケストラの雰囲気と声の雰囲気が微妙に違うような気がするが,慣れればなかなかいい演奏のように思う。また,曲が終わってから拍手までちょっと妙な間がある。実際どう反応していいかわからないという気もするが,いろいろな意味でのこの曲の難しさが表れているように思う。

| | Comments (23) | TrackBack (0)

December 20, 2005

今日の通勤CD(バッハ・BWV13ほか)

バッハ・カンタータ13,65,124,171番/リヒター/ミュンヘン・バッハ管弦楽団・合唱団(ARCHIV POCA-2030)
051220001.jpg
リヒターのカンタータ集を聴く。新年から顕現節あたりまでのもの。
171番の冒頭合唱はロ短調のクレド第2曲「パトレム・オムニポテンテム」に転用されているわけだが,こういった転用を初めて意識したのはこの曲だったと思う。この印象深い楽曲がバッハの最高の作品に転用されているという事実は,その他の転用や,曲の成立過程,テキスト間の関連等を知りたいという多くの欲求を私にもたらした。それ以来ますますカンタータにはまったような気がする。私にとってそんな出会いの一曲なのだ。

| | Comments (8) | TrackBack (0)

December 13, 2005

今日の通勤CD(ベートーヴェン・SQ.10,12)

ベートーヴェン・弦楽四重奏曲10番「ハープ」,12番/バリリ四重奏団(WESTMINSTER MVCW-19058)
051213001.jpg
kaorina。お気に入りのバリリ四重奏団を聴く。
常に余裕ある丁寧な音で作られている印象。無理なく音楽が流れ,心地よく浸ることができる。ゆったりとしたテンポによる演奏は気を抜くとただの緩んだ音楽になってしまうこともあるが,さすがに一流の四重奏団は違う。緊張感を保ちつつ,音楽をたっぷりと現出してくれる。ベートーヴェン四重奏団の演奏とはまったく違うハープも魅力的だ。

12番には最近特に強く感じるものがある。温かく優しい感情への憧れのようなものが肯定的な雰囲気で語られているが,この憧れはいかに脆く,壊れやすいか。だから心を込めて大切に扱わなければならない。そんな思いに満ちているようだ。
そして15番でこの憧れが幻であったことを思い知らされるわけだが,この結末を知ってしまっている虚しさというか儚さというか,なんとも切ない気分になってしまう。作曲順からいっても,12番と15番をセットで考えるとベートーヴェンの人生観が見えるような,そんな思いになる。
そんなこともあるし,早くBBQで12番を演奏してみたいものだ。次の次の次かな?(笑)

| | Comments (14) | TrackBack (0)

December 12, 2005

今日の通勤CD(バッハ・マタイ受難曲)

バッハ・マタイ受難曲/メンゲルベルク/コンセルトヘボウ管(PHILIPS 468 636-2)
051212001.jpg
昨日のロ短調の影響か,マタイを聴きたくなる。たまには変わったのを聴こうと思ってこれを選択。さすがに途中までしか聴けず。
もうすでに遠い昔の演奏である。随所に最近では絶対にやらないようなルバートが入りなんとなく耳慣れないが,聴いていると波に揺られているような自然な緩急にも感じられる。「聴衆のすすり泣きが聞こえる」として有名なアルトのアリア"Erbarme dich, mein Gott"では,ソロヴァイオリンのポルタメントがすごい。これはブラームスの交響曲と同じだ。ということは同一人物が弾いているのか?可能性は高いと思うが。
コラールはフェルマータを延ばす演奏。現在の標準的解釈では,フェルマータを終止の意味でとらえて延ばさない演奏が多いだろうからこれも耳慣れないが,先のルバートなどと併せて全体の雰囲気と実にぴったりはまっているように感じる。
そんな風に聴いているとけっこう感情が入ってきてグッと引き込まれてくるので,これはこれで一つの解釈として高度に完成されているのだろうと思う。私が思い描くマタイ受難曲の姿ではないが,ある理想的な絶対的解釈によって評価するという立場ではないし,そもそもそんなすごいことをできるような人間でもないのだから,「こういうのもいいねぇ」と思って身を委ねるのもなかなか心地よいものだ。

| | Comments (39) | TrackBack (0)

December 11, 2005

BCJのロ短調

バッハ・コレギウム・ジャパンのロ短調を聴きに行く。生のロ短調を聴くのは約9年ぶり(前回は1997/1/30東京芸術劇場でペーター・シュライアー/ドレスデン聖十字架合唱団)。

バッハ・コレギウム・ジャパン J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調
2005年12月11日(日)15:00
東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアル
鈴木雅明(指揮)
野々下由香里(ソプラノI)
藤崎美苗(ソプラノII)
インゲボルク・ダンツ(アルト)
ゲルト・テュルク(テノール)
ペーター・コーイ(バス)
バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱&管弦楽)

前半,キリエはゆったりしたテンポで開始。響きの充実を意図したものだと思うが,予想より遅めだったのでちょっと意外だった。グロリアやクム・サンクト・スピリトゥなどは,逆に速いくらいのテンポ設定。このテンポでナチュラル・トランペットをあれだけ吹くのは相当大変なのではないかと思った。心の高揚が「神の栄光」を讃える音楽を実現している証拠だろう。
後半,ロ短調の核心(と私は思っている)クレドは,バッハ特有のゾクゾクするような響きや,ダイナミクスやテンポの対比など,この深い音楽の意味を実現する音づくりがされていると感じた。サンクトゥスやオサンナの輝かしい合唱とベネディクトゥスの静謐な雰囲気の対照も素晴らしい。アニュス・デイからドナ・ノビス・パチェムへのつなぎは,音が消えていったところから低音が立ち上がってくる雰囲気が素晴らしい。ただ,演奏はよかったのだが,ここで会場がざわついたのが残念だった。曲を知らない人が多いのだろうか。(ここへの思い入れは単なる私の思い込みで,そんなに気合いを入れて集中する場面ではないのか?)。

ソリストはさすがに安定した歌唱。アルトは声の重さとヴィブラートのかけ方が若干他と異なるように感じられたが,違和感があるというほどではなかった。合唱も考え尽くされた人数により,効果的な響きだったと思う。
器楽も統一された音づくりで声と一体化し,古い形式による音楽であることを十分認識させるものだった。また,クォニアムでのコルノ・ダ・カッチャは見事だった。弱音での繊細さは感動もの。トランペットとティンパニは古楽器なので,やはり弦とうまくブレンドする。この響きが本来意図されたものだということだろう。モダン楽器による演奏ではこの音色の実現はまず不可能だろうから,響きのイメージを理解した上で古楽器的なアプローチの意味をどこに見出すかということが重要だと思う。

終了後は塔でCDをチェックしてから,久しぶりにkaorina。と二人で軽く飲み食いして帰る。たまにはこういうのもいいもんです。

| | Comments (7) | TrackBack (1)

ダスビ練習(12/10)

途中MBAの演奏会などをはさんだので,私にとって合奏は約一月ぶり。
8番は通し。途中アンサンブルがかなり乱れる部分が頻発し,何度か止まる。この時期にしてはちょっと仕上がりが遅いかもしれないと思うので,気合いを入れて締めていく必要があるだろう。余裕を持って合わせられるための個人練習と,各自合わせるポイントの理解は必須だと思う。個人的には一部やばい部分があるので,早急に一定レベルまで持っていかなければ。
コンチェルトは初ソロ合わせ。ソリストはまだ本気を出していない感じだが,それでもいくつか要求をしてきたので今後どうなるか楽しみだ。こちらはオケがそれなりに整っているので,音楽的な部分に手をつけられた。2楽章でソリストにかなり言われたが,やはりダスビはカンタービレが苦手なのか?
今回は久しぶりに呑まずに帰る。昼に法事で少し飲んだのもあるが,毎度呑んでいては体も家計ももたないというわけ。

| | Comments (75) | TrackBack (1)

December 09, 2005

今日の通勤CD(バッハ・Vn,Cemb.ソナタ)

バッハ・ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ1〜6番/クイケン(vn)/レオンハルト(cemb.)(deutsche harmonia mundi BVCD-7021〜22)
051209001.jpg
バッハのヴァイオリンソナタは無伴奏が有名だが,チェンバロとのソナタもとても素晴らしい曲だ。こちらはチェンバロが通奏低音だけでなく旋律も担当することで,2つの楽器でトリオソナタの形式(!)になっている画期的なもの。6番(5楽章形式)を除いて緩-急-緩-急の教会ソナタの形だ。
3番は比較的よく耳にするが,演奏機会はあまり多くないのだろうか?譜面買って練習してみようかな,と思っているが,いつになることやら。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

December 06, 2005

今日の通勤CD(バッハ・マニフィカト,BWV51)

バッハ・マニフィカト,カンタータ51番/ガーディナー/モンテヴェルディ合唱団/イギリス・バロック管(PHILIPS PHCP-3958)
051206001.jpg
マニフィカトはマリアがエリザベツを訪問したときに述べた神への感謝の言葉(ルカによる福音書第一章第四十六節~五十五節)がテキストになっているわけだが,このくだりのエリザベツの胎内で跳びはねるヨハネ,というのもカンタータの題材になっている。子供の頃教会学校で使っていた聖書にも,このあたりを何度も読んだ痕跡があり,まったく覚えていないがマニフィカトのテキストの部分はまるまる読んだようだ。結局処女懐胎という点が重要なわけだから,音楽が付けられる機会が増えるのも当然だろう。肝心の音楽は「神への感謝」を華やかな音楽で表現しており,演奏もそんな雰囲気を余すところなく実現しているように思う。
カンタータ51番では,スコア(私の手持ちの物=Eulenburg)に指定がない部分でもヴァイオリンがソロで弾いている部分があるが,とても効果的だと思う。音が薄くなる分クリアでピュアになるのが曲の雰囲気とぴったりだと思うのだ。

| | Comments (9) | TrackBack (0)

December 05, 2005

今日の通勤CD(バルトーク・Pf協1,2,3)

バルトーク・ピアノ協奏曲1,2,3番/アンダ(pf)/フリッチャイ/ベルリン放響(DG POCG-3608)
051205001.jpg
突如「バルトーク!」と思って選択。
この演奏でのアンダのピアノは強烈なエネルギーを持って訴えかけてくる。それは民族の血が共有する思念の為せる業かもしれない。例えば速い楽章での強靱さ,遅い楽章での重量感,そんな音が作曲者の意志の実現としての音楽を具現化しているのだろう。
よく見たら以前に一度記事にしていた(こちら)。秋から冬にかけて聴きたくなるのかも。

| | Comments (26) | TrackBack (0)

December 02, 2005

今日の通勤CD(ショスタコーヴィチ・Sym.12ほか)

ショスタコーヴィチ・交響曲12番,劇音楽「ハムレット」組曲,バレエ「黄金時代」組曲/ヤルヴィ/イェーテボリ響(DG 431 688-2)
051202001.jpg
今回のダスビのプログラムに入っている「ハムレット」組曲を聴く。問題なのは,カップリングも含めて全部弾いたことのある曲なので,演奏時のイメージがどうしても強くなってしまうこと。全体としてどこが悪いということはなく,録音が良いこともあるのか,各楽器の動きがかなりクリアに聞こえるのもいいと思う。整った中にショスタコーヴィチらしさもあり,という優れた演奏なのだが,なにか物足りない気がする。やはり自分が演奏したときに作ったイメージと違うところにそういうものを感じるようで,特に「ここはずいぶん軽く通り過ぎるんだなぁ。」というのが多い。実際そんなことはないのだが,「さらっとスマート」みたいな印象を受けてしまった。

さて,ハムレットは,曲が曲なのでどう演奏しても楽しい印象になるが,この演奏も例外ではない。さらに,曲の良さを十分引き出している優れたものだと思う。ただ,前述のように一味足りない気がする。私としてはフィードラー盤のほうが好みだ。ポイントは「羽目を外した感じ」のように思う。つまり,ヤルヴィは羽目を外さないということか?

| | Comments (27) | TrackBack (0)

イメージバトン探検

イメージバトンの流れが興味深かったので,たどってみた。最初の人までたどり着けるだろうか。
私だったら自分の後の流れも気になるので,トラックバックもしておきます。
ではいってみよー!(長介風に)

名前(blog名):キーワード(理由=私の解釈)

まず私ひげぺんぎん(ひげぺんぎん不定期便):ギャラクティカマグナム(「虎と竜」から「リングにかけろ」をイメージし,作中の必殺技を記載)
chachaky氏(chachakyのつれづれblog):タイガー&ドラゴン(携帯電話の着メロに最近入れた歌だから)
どみさん(へっぽこ演奏家「どみ」の楽屋):携帯電話(携帯の機種変をしたばかりなので「ケイタイ」という言葉は「携帯電話」に直結)
saconさん(左近の日記):形態(ゲシュタルトが私を呼んでいる)
sanbo-nさん(like..think...etc.):携帯(持っている携帯が赤だから)
id:yuma96296さん(空と檸檬):赤(端末といえば赤!)
id:rie-zoさん(Cafe Babylon日誌(週誌?)):端末(休日出勤は端末機の稼動点検くらい)
id:WhoInsideさん(:: The Perfect Insider ::):休日出勤(会社にはジャンパー着ている人が多い)
id:tetsu23さん(コトバノツドイ):ジャンパー(理系にジャンパー男多し)
id:kapibaraさん(おためしの日々):理系(語尾の表記のこだわりが理系っぽい)
id:iwasaruさん(はこのなかみ。):ミステリィ(コーヒーはちょっと苦めのブラックコーヒー。それから連想するっていったら、もちろん理系ミステリィ作家・森博嗣著のS&Mシリーズ)
つきみさん(Rifework):コーヒー(岡山にあるオリエント美術館併設の喫茶店「イブリク」で飲んだトルコ風コーヒー)
とみきちさん(日々是好日):トルコ(??)

残念ながらここで途切れてしまった。ここから先のキーワードがなかなか味わい深くて興味があったのだが,中身が見られないとその先もわからないからしかたない。しかし案外少ししかたどれなかったなぁ。

| | Comments (120) | TrackBack (0)

December 01, 2005

イメージバトン

ほかならぬchachakyのつれづれblogのchachaky氏から来ましたので,書きます。
それにしてもどんな人々を経由してここまで来たのだろう。興味深い。

1.バトンを回してきた人のキーワード

海→ブルー→サッカー日本代表チーム→ドイツ→ソーセージ→バーベキュー→カニ→白砂→砂丘→海→太陽→ひまわり→種→スイカ→うめぼし→和歌山→みかん →あたしんち→猿山→赤ちゃん→フレンチブルドッグ→おばあちゃん→ボーリング→ハイタッチ→アメリカ→カジノ→ドラクエ→スライム→キング→トランプ→ マギー審司→ジュエリーマキ→後藤真希ちゃん→モーニング娘→テレビ東京→旅→駅弁→牛タン→カルビ→脂肪→カプサイシン→カタカナ→ひらがな→日本→アンジャッシュ→おぎやはぎ→メガネっこ→のび太くん →夢→寝坊→二日酔い→ウコン→サプリメント→美容→ヨガ→マドンナ→注射→ワクチン→ラクチン→温泉旅行→会席料理→お座敷→屋形船→カラオケ→みちのくひとり旅→旅番組→デンマーク→豚→女王様→ピンヒール→ノーパン→トルコ→コーヒー→ミステリィ→理系→ジャンパー→休日出勤→端末→赤→携帯→形態 →携帯電話→タイガー&ドラゴン(=chachaky氏の答え)


2.そのキーワードから連想したキーワード

 ギャラクティカマグナム


3.バトンを回してきた人へひと言

 タイガー&ドラゴンというのがドラマだというのはkaorina。からの情報で知っていたのですが,私はテレビ番組にほとんど興味がないので一度も見たことがありません。というわけで,マンガでいきます(kaorina。が言うには私はマンガオタクらしいので)。
 タイガー&ドラゴンとはつまり虎と竜。虎と竜といえば,一世を風靡した車田正美の「リングにかけろ」で主人公の高嶺竜児が竜,ライバルの剣崎順が虎,という「竜虎再び」というエピソードがありました(確か中学生時代)。 で,リングにかけろといえばやっぱり剣崎の必殺ブローであるギャラクティカマグナムでしょう。まあ,ブーメランテリオスでもいいわけですが,インパクトの強さはやはりギャラクティカマグナムをおいてほかにないと。せっかくなのでストーリープチ解説。

 マグナム初登場シーン:変電所かなんかで修得したから,という理由でボロボロになってドイツジュニアチームとの試合会場に運び込まれる剣崎。いつまでたっても目を覚まさない剣崎だが,ドイツチームのリーダーであり,ジュニアナチス(?)総統であるらしいスコルピオンとの試合にタイミング良く登場。試合開始後相手の必殺パンチスコルピオン・クラッシュを受けて負けそうになるが,自分も新たな必殺パンチを出すと発言。直後に正体不明の必殺パンチを放つと,最初は相手に当たらないが,代わりに会場の壁に穴が開く。3度目くらいにようやく当たり,会場の窓ガラスを突き破ってスコルピオンが場外の池に吹っ飛ばされる。

 と,こんなスバラシイ描写に当時の少年たちは大興奮したわけですね。まあ,ほとんど苦労することもなく必殺技を身につけることに対して,「お手軽な時代の象徴」などという批判もあったわけですが。ちなみに最近「リングにかけろ2」が連載されていますが,こちらでは剣崎と竜児の姉菊の息子である麟童がなんの苦もなくマグナムを放ちます。時代はさらにお手軽になっているということですねぇ。(やっぱりマンガオタクか^^;)


4.バトンを回す相手を3人指名

 blogやってる知り合いがほとんど指名されちゃってますので,私のリンクに入っている中からchachaky氏,じゅんちゃん,kaorina。を除いて残る以下の3人を。最近更新していないのでここを見ていないかもしれませんし,こんなわけわからんキーワードでご迷惑でしょうが,よろしかったら持っていってください。

しんいちろう茶屋BLOGのしんいちろうさん。
環ぐねり庵のguuchokipantenさん。
あさがらblogのあさがらさん。

追記:「バトンは無視なさっても断ってもかまいませんし、書いてくださるとしてもお好きなときでかまいません。」というルールだそうですので。

| | Comments (64) | TrackBack (1)

« November 2005 | Main | January 2006 »