今日の通勤CD(ショスタコーヴィチ・「ステンカ・ラージンの処刑」ほか)
ショスタコーヴィチ・詩曲「ステンカ・ラージンの処刑」,クルイロフの2つの寓話,オペラ「カテリーナ・イズマイロワ」から5つの間奏曲/ユロフスキー/ケルン放送響(CAPRICCIO 10780)
このCDのメインはもちろん「ステンカ・ラージンの処刑」だ。ソリストがもっと重量感のある声だとさらにいいと思うのだが,それは求めすぎだろう。こういう曲はロシアのオケでないと,というイメージがあるが,ケーゲル盤には及ばないにしても十分以上に曲の魅力をわからせてくれる演奏だと思う。
「クルイロフの2つの寓話」は1曲目がソプラノのソロなのだが,まるでイタリアオペラの歌唱のようでどうにも曲にそぐわないと感じる。もう少し素直な声のほうがいいと思うのだが。
間奏曲はなかなかいい演奏。一瞬ロシアン・ブラスかと思うような鋭い音がするのだが,力任せっぽくないところがやはりロシアの響きとは違う。速い曲などはかなり勢いがあっていい調子だ。
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