
結婚前から私が使っていた我が家のメインのテレビが壊れた。買ってきたのは弟で,COLTINA(ダイエープライベートブランド)の19インチ。あらためてよく見るとSAMSUNGの製品らしい。買ってからもう10年くらい経つのだが,最初から画面がちょっと斜めになっていたり,6~7年くらい前から画面の端が変に赤くなっていたりとちょっとヤバイ状態だった。それでもずっと使い続けていたが,少し前から時々画面が暗くなることがあり,その時間がだんだん長くなってきていた。そして先週の月曜日についにまったく映らなくなってしまったのだ。正確には,電源を入れた直後は映るのだが,すぐに画面が真っ暗になってしまい,音声だけが流れている状態になる。これではでかいラジオだ。仕方ないので予備に使っていた15インチのテレビデオ(これもビデオデッキ部分が壊れている)で代用していたのだが,やはり画面が小さいと目が疲れる。そこで液晶テレビが安売りされていたので思い切って購入した。
その液晶テレビというのがLG電子のCR-L26WAというやつ。評判はどうかと思ってネット上を検索したのだが,あまり情報がない。国産のほうが画質がいいとかいうものはあったが,LGが特に悪いというのもなかった。やはり日本人のブランド志向にはなかなか受け入れられないということか。PCの世界では今やSAMSUNGなんかの韓国メーカーは立派なブランドだが,家電の世界ではまだまだマイナーだということだろう。ともかくLGは液晶パネル生産量が多いらしいということは知っていたから,それなりの技術もあるだろうし,まさか10年前のCOLTINAより悪いことはあるまいということで決断した。画面サイズも26Vと前より大きくなって,ちょっとばかりリッチな気分,という貧乏人根性もあったし。
実際使ってみた感想は,そんなに悪くないんじゃない,というところ。細かい部分の輪郭が多少はっきりしないことと,PS2のゲーム画面を出したときにちょっと暗いということが若干気になったくらい。これは液晶テレビの特徴だと思うので,最新世代のパネルを使っているSHARPの製品でも買わない限りどこでも大差ないだろうと思う。人件費などのコストが安いことに加え,「日本製」という付加価値がつかないのが安い理由だと思うが,価格に対して得られるものは十分すぎるほどだと思う。あくまでブランドにこだわるとしても,なんだかよくわからないCOLTINA(実際はSAMSUNGだが)よりLGのほうがよっぽどブランドだ。万が一故障したときにサービス拠点が少ないのが弱点のようだが,国産メーカーだってアフターサービスは怪しいもんだ。それにそうそう故障するものでもないと思うし。我が家としては納得のいく買い物だった。
同時に懸案だったHDD付きDVDレコーダー(Panasonic DMR-E87H)も購入した。ちょっと使った感想は,まだまだこなれていないような印象。特に思うのは機器の動作に時間がかかるのと,いろいろな操作のメニューと方法がわかりずらいということ。説明書を見ないと使えないようでは家電としてはまずいのではないかと思う。たぶん私の実家やkaorina。では私がかみ砕いて説明しなければ使えないだろう。
今回はHDD,EPG,DVD-RAMが使えることをポイントに選択した。我が家は新聞を取っていないので,kaorina。のためにEPGが必要だったのだ(笑)。また,上書き可能メディアは実家で使っているDVD-RAMが使えればいいや,ということでRW対応は考慮せず。BSはほとんど見ないのでビデオデッキのチューナーを利用し,デジタル放送も今のところ見られる環境にない(電波障害のためマンションでケーブルテレビを共同契約)のでパス。DVDレコーダーというのは規格がまちまちな上,必要以上に機能が多いので少々迷ったが,最後の決め手は省電力。迷った機種に比べて待機時の消費電力が約1/8だというのが理由。製品の価格差を電気代の差で埋められたらすごいことなのだが,そうそううまくいくわけはないとも思う。まあ,ランニングコストは重要ということで。
ついでに機器が増えたので,配線を変更する作業が発生した。そもそもビデオデッキ,LDプレイヤー,スカパーチューナー,PS2,ポータブルMDプレイヤー,アナログレコードプレイヤーを,1台のテレビと1台のミニコンポで映像&音声再生すべてまかなっていたので,ここに一台追加するとけっこう大変だ。さらにテレビがでかくなったことで設置場所も確保しないといけなかったし。
アンテナの分岐やら相互ダビングやらも考える必要があるので配線図を書いて作業したが,ケーブルの数が不足したためDVD→ビデオデッキの部分だけ接続していない。おそらく今後ビデオテープにダビングする作業はほとんど発生しないだろうというのがここを残した理由だ。
CDプレイヤーとカセットデッキが故障で使い物にならないミニコンポ(AIWA製。これも20年近く使っている)からチューナーとプリメインアンプを取り外して使えるようにするのがけっこう手間だった。なにしろシステムラックになっているので,特殊な配線コードがネジ止めされているのだ。外してしまえばあとは配線するだけなので楽だったが,本当はこんな作業をしないで最近の小さい機器を買うのが一番いいのだ。金がないときは使えるものを使い切る,やはりこれしかない。
そんなこんなで今まで利用していた状態をほとんど維持したまま新たな機器をほぼ使い切れるようにセッティングした。これならkaorina。もだいたい大丈夫だろう。DVDレコーダーの操作方法を覚えればいい程度だ。早速子供の番組をHDDに予約録画したし,クラシカ・ジャパンの番組も予約録画したし,機械は調子よく動作している。うまいこと使いこなせるといいのだが。
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