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March 31, 2005

今日の通勤CD(ショスタコーヴィチ・SQ.1,5,ピアノトリオ2)

ショスタコーヴィチ・弦楽四重奏曲1,5番,ピアノ三重奏曲2番/ベートーヴェン弦楽四重奏団/オボーリン,オイストラフ,クヌシェヴィツキィ(TRITON MECC-26018)
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ベートーヴェンカルテットの演奏は気合いが尋常ではない。ちょっと雑とも思えるが,ショスタコーヴィチにはこういう粗野な感じが似合うのだ。湧き出てくる感情が音の連なりとなって次々と繰り出されてくるような,感情の容量を超えて溢れ出るような,そんな雰囲気の部分がたまらない。あまりのかっこよさに何度聴いても興奮してしまう。聴くたびに弾いてみたいと思うが,実際弾くとなるとすごく難しいんだよなぁ,と言いつつ譜面を買おうかと思っている今日この頃。
トリオのほうはオイストラフがあまり調子がよくないのかけっこうミスをしている。クヌシェヴィツキィも最初のフラジオがヘロヘロでなんだか冴えない。このメンバーとしてはあまりいい出来ではないようで,少々残念だ。

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March 30, 2005

今日の通勤CD(バッハ・BWV4ほか)

バッハ・カンタータ4,6,67番/リヒター/ミュンヘン・バッハ管弦楽団・合唱団(ARCHIV POCA-2034)
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復活節関連祝日用のカンタータを選択。特に4番が聴きたかったというのもある。
4番は復活節主日用。バッハ最初期のカンタータだが,若いから未熟だとかいうことはない。ライプツィヒ時代の作品のような手の込んだ技法が使われているわけではないが,しっとりと心に染みてくる響きがいい。リヒターの演奏はゆったりとしたテンポで,このしっとりとした雰囲気が強く印象に残るが,特に冒頭のシンフォニアがこの印象に大きく影響していると思う。続くルター作の7曲のコラールも含め,ほの暗い教会の空間に響きが満ちていくさまを想起させる演奏だ。私は第6曲のバス・ソロ用の曲が非常に気に入っている。この演奏でのバスはフィッシャー=ディスカウ。前半は情感たっぷりに受難を歌い,最後に決然と"Der Wurger・・・"と信仰を歌ったのちのHallelujaが劇的な印象を作り出している。終曲のコラールもものすごい大曲のような荘重な響きで曲が閉じられる。このあたりは最近の古楽器団体の演奏とはかなり印象が異なるが,けっこうこの曲に合っているように思う。
6番は復活節第2祝日用。チェロ・ピッコロの伴奏に乗せてソプラノが歌う第3曲のコラールが特に印象的だ。この曲はシューブラー・コラール(第5曲「おお,我等と共に留まり給え,主イエス・キリスト」BWV649)に編曲されているから,バッハの自信作だったのだろう。
67番は復活節後第1日曜日用。これはキリストの復活を宣言する内容になっているので,冒頭合唱は非常に華やかだ。オリジナルではスライド・トランペット(どういうものかは島田俊雄氏の記事が詳しい)が指定されているが,この盤では通常のトランペットで演奏しているらしい。第6曲のアリアは小ミサ曲(イ長調BWV234第5曲Gloria,前記事)にも編曲されている非常にすばらしい曲だ。イエスの戦いを描写する合唱の中にイエス(=バス・ソロ)が現れ,"Friede sei mit euch!"と宣するのはまったくもって感動的だ。テノール,アルトのアリアや中間のコラールもすばらしく,この曲は文句なしに名曲といえるだろう。

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March 28, 2005

ディマンシュ練習(3/27)

昨日はkaorina。が一人でいられないというので私も休み。今日はkaorina。が電車に乗れないというので車で練習場所へ。車で行くと駐車場代がかかるのだが,よく考えると二人分の往復電車賃と比べてもあまり変わらないのだ。というわけで午後の練習に参加。
タプカーラは解釈もだいたい理解し,ボウイングにも慣れ,ほぼOK。前回の練習で個人的に危機感をもった日本狂詩曲も,今日の練習ではほぼ大丈夫だった。あとは細かい部分の精度を上げることなので,一週間あがくことにしよう。もちろんドヴォルザークも。
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演奏会は4/3(日)すみだトリフォニーホールで14:00開演です。
詳細はオーケストラ・ディマンシュのページをご覧ください。

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液晶テレビ&DVDレコーダー

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結婚前から私が使っていた我が家のメインのテレビが壊れた。買ってきたのは弟で,COLTINA(ダイエープライベートブランド)の19インチ。あらためてよく見るとSAMSUNGの製品らしい。買ってからもう10年くらい経つのだが,最初から画面がちょっと斜めになっていたり,6~7年くらい前から画面の端が変に赤くなっていたりとちょっとヤバイ状態だった。それでもずっと使い続けていたが,少し前から時々画面が暗くなることがあり,その時間がだんだん長くなってきていた。そして先週の月曜日についにまったく映らなくなってしまったのだ。正確には,電源を入れた直後は映るのだが,すぐに画面が真っ暗になってしまい,音声だけが流れている状態になる。これではでかいラジオだ。仕方ないので予備に使っていた15インチのテレビデオ(これもビデオデッキ部分が壊れている)で代用していたのだが,やはり画面が小さいと目が疲れる。そこで液晶テレビが安売りされていたので思い切って購入した。
その液晶テレビというのがLG電子のCR-L26WAというやつ。評判はどうかと思ってネット上を検索したのだが,あまり情報がない。国産のほうが画質がいいとかいうものはあったが,LGが特に悪いというのもなかった。やはり日本人のブランド志向にはなかなか受け入れられないということか。PCの世界では今やSAMSUNGなんかの韓国メーカーは立派なブランドだが,家電の世界ではまだまだマイナーだということだろう。ともかくLGは液晶パネル生産量が多いらしいということは知っていたから,それなりの技術もあるだろうし,まさか10年前のCOLTINAより悪いことはあるまいということで決断した。画面サイズも26Vと前より大きくなって,ちょっとばかりリッチな気分,という貧乏人根性もあったし。
実際使ってみた感想は,そんなに悪くないんじゃない,というところ。細かい部分の輪郭が多少はっきりしないことと,PS2のゲーム画面を出したときにちょっと暗いということが若干気になったくらい。これは液晶テレビの特徴だと思うので,最新世代のパネルを使っているSHARPの製品でも買わない限りどこでも大差ないだろうと思う。人件費などのコストが安いことに加え,「日本製」という付加価値がつかないのが安い理由だと思うが,価格に対して得られるものは十分すぎるほどだと思う。あくまでブランドにこだわるとしても,なんだかよくわからないCOLTINA(実際はSAMSUNGだが)よりLGのほうがよっぽどブランドだ。万が一故障したときにサービス拠点が少ないのが弱点のようだが,国産メーカーだってアフターサービスは怪しいもんだ。それにそうそう故障するものでもないと思うし。我が家としては納得のいく買い物だった。

同時に懸案だったHDD付きDVDレコーダー(Panasonic DMR-E87H)も購入した。ちょっと使った感想は,まだまだこなれていないような印象。特に思うのは機器の動作に時間がかかるのと,いろいろな操作のメニューと方法がわかりずらいということ。説明書を見ないと使えないようでは家電としてはまずいのではないかと思う。たぶん私の実家やkaorina。では私がかみ砕いて説明しなければ使えないだろう。
今回はHDD,EPG,DVD-RAMが使えることをポイントに選択した。我が家は新聞を取っていないので,kaorina。のためにEPGが必要だったのだ(笑)。また,上書き可能メディアは実家で使っているDVD-RAMが使えればいいや,ということでRW対応は考慮せず。BSはほとんど見ないのでビデオデッキのチューナーを利用し,デジタル放送も今のところ見られる環境にない(電波障害のためマンションでケーブルテレビを共同契約)のでパス。DVDレコーダーというのは規格がまちまちな上,必要以上に機能が多いので少々迷ったが,最後の決め手は省電力。迷った機種に比べて待機時の消費電力が約1/8だというのが理由。製品の価格差を電気代の差で埋められたらすごいことなのだが,そうそううまくいくわけはないとも思う。まあ,ランニングコストは重要ということで。

ついでに機器が増えたので,配線を変更する作業が発生した。そもそもビデオデッキ,LDプレイヤー,スカパーチューナー,PS2,ポータブルMDプレイヤー,アナログレコードプレイヤーを,1台のテレビと1台のミニコンポで映像&音声再生すべてまかなっていたので,ここに一台追加するとけっこう大変だ。さらにテレビがでかくなったことで設置場所も確保しないといけなかったし。
アンテナの分岐やら相互ダビングやらも考える必要があるので配線図を書いて作業したが,ケーブルの数が不足したためDVD→ビデオデッキの部分だけ接続していない。おそらく今後ビデオテープにダビングする作業はほとんど発生しないだろうというのがここを残した理由だ。
CDプレイヤーとカセットデッキが故障で使い物にならないミニコンポ(AIWA製。これも20年近く使っている)からチューナーとプリメインアンプを取り外して使えるようにするのがけっこう手間だった。なにしろシステムラックになっているので,特殊な配線コードがネジ止めされているのだ。外してしまえばあとは配線するだけなので楽だったが,本当はこんな作業をしないで最近の小さい機器を買うのが一番いいのだ。金がないときは使えるものを使い切る,やはりこれしかない。
そんなこんなで今まで利用していた状態をほとんど維持したまま新たな機器をほぼ使い切れるようにセッティングした。これならkaorina。もだいたい大丈夫だろう。DVDレコーダーの操作方法を覚えればいい程度だ。早速子供の番組をHDDに予約録画したし,クラシカ・ジャパンの番組も予約録画したし,機械は調子よく動作している。うまいこと使いこなせるといいのだが。

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March 27, 2005

今日のメニュー(オニオンスープ)

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オニオンスープ
昨日久しぶりに新手のものを作ってみたらとても美味かったので記録。買い置きしてあった安売りのタマネギを使ったので,今回の材料費は30円くらいか?
参考にしたところではブイヨンを炒めた鍋に加えることになっているが,市販のブイヨンとコンソメはほぼ同じものらしいのでコンソメを使い,フライパンで炒めたものをスープにぶち込むという逆のことをやった。それでも美味かったのでまったく問題ないと思う。簡単で美味いのでかなりオススメ。
作り方
(大人2人分でタマネギ1個使用)
1.タマネギを細いせん切りにし,サラダ油(大さじ1/2くらい)とバター(大さじ1/2くらい)で中火で飴色になるまで炒める。
2.薄力粉(小さじ1)を加えてさらに炒めたら,白ワイン25mlを加えて強火でアルコール分をとばす。
3.熱いコンソメスープ500mlに炒めたタマネギを入れて,アクを取りつつしばらく煮る。
4.最後に塩こしょうで味を整えてできあがり。

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March 22, 2005

今日の通勤CD(ショスタコーヴィチ・Sym.8ほか)

ショスタコーヴィチ・交響曲8番,ロシアとキルギスの民謡の主題による序曲/コンドラシン/モスクワフィル(PRAGA PR 250 040)
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この8番は特に速い楽章がいい。3楽章の冒頭,無機的な恐怖を煽るヴィオラの響きや,中間部のトランペットソロなどは雰囲気抜群。最後に3rdトランペットが吹く上昇音型もいい。もちろん全体にわたって曲の雰囲気を十分伝えていると思うが,ムラヴィンスキーの1982年ライヴの息が詰まるような恐ろしい演奏を知っていると,少し軽いような気もしてしまう。そのため遅い楽章ではそのあたりがちょっとばかり物足りないと思わせる。そうは言ってもムラヴィンスキーの8番は特別なので,比較してはいけないのだろうと思う。
序曲のほうは工藤さんのページによると,マキシム・ショスタコーヴィチ指揮モスクワ放送響の録音に拍手を後からつけたもの。Pragaお得意のやつだ。演奏は推進力,爆発力ともにすばらしく,この曲を聴くなら間違いなくこの盤が最高だろう。最後のティンパニがもっとはっきり聞こえるとなおいいのだが。

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March 18, 2005

ココログベーシックでfavicon設置

以前から私のWebページにはNetscapeのアドレスバーとタブに表示される小さいアイコンを設置している。firefoxだとさらにブックマークにも表示されるちょっとした楽しい仕組みだ。faviconといわれるやつで、もともとはIEのお気に入り用らしいが、いろいろなページで使われているので自分のページでも表示させたいと思って設置したのだ。kaorina。のwebページとblog用にも作ってあげたことだし、このblogにも表示したかったのだが、ココログベーシックはhtmlの編集ができないので今まで表示していなかった。
今夜kaorina。と話していたら「ググったらいいんじゃない?」と言うので、なるほどと思って検索してみたらまさにあった(@HOME)。同じことを考える人はいるものだ。というわけで早速アイコンを表示できるようにした。

私の場合、上記ページを参考に以下の作業をした。
1.16×16ドットでbmpファイルを作成。
2.画像→アイコン変換ソフト(@icon変換)でicoファイルに変換。
3.新規投稿で、本文に作ったicoファイルを指定(右上の「ファイルの挿入」をクリックしてファイルを選択し、アップロード)して、保存した後、記事を削除。
4.設定-ウェブログの基本情報の、ウェブログのサブタイトル(キャッチフレーズ)の欄に
<link rel="shortcut icon" href="http://c-penguin.tea-nifty.com/penguin/files/pen.ico">
を追加。保存して反映。
やり方がわかればそんなに難しくないので、面白そうだと思った方はやってみてはいかがだろう。アイコン作成ソフトを使えばアイコンも簡単に作れるだろうし、ココログベーシックでなければもっと簡単に設置できるだろうし。ココログベーシックの方は、4.の「href="http://・・・"」を自分のものに変えればOKです。

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March 17, 2005

今日の通勤CD(ショスタコーヴィチ・Vn協1ほか)

シベリウス・ヴァイオリン協奏曲,ベートーヴェン・ロマンスヘ長調,ショスタコーヴィチ・ヴァイオリン協奏曲1番/シトコヴェツキー,オイストラフ,コーガン(vn)/アノーソフ,アンチェル,コンドラシン/チェコフィル,モスクワフィル(SUPRAPHON SU3005-2 001)
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中古屋でシベリウスが流されていたのを聴いたkaorina。が惚れ込み,「今かかってるのください。」と買ったCD。私もその場にいて「すげーな」と思っていたのだが,kaorina。の行動が速かった。シトコヴェツキー/アノーソフ/チェコフィルのシベリウス,オイストラフ/アンチェル/チェコフィルのベートーヴェン,コーガン/コンドラシン/モスクワフィルのショスタコーヴィチ。
シトコヴェツキーのシベリウスはそれはもう「弾きまくってます!」という感じ。息もつかせぬ勢いで狂気を感じさせるような演奏に圧倒されっぱなし。シベリウスってこんなだったか?という気もするが,この曲はそういう熱いものがたぎっていると思うので,こんな演奏が似合うと思う。
ベートーヴェンはオイストラフの太くて厚みのある音色がいい。この曲をこれほどの完成度で聴かせる演奏はそうそうないのではなかろうか。オイストラフはどんな曲に対しても最適な音色と表現のできる数少ない人だろう。
ショスタコはおそろしいほど張りつめたコーガンらしい演奏で一気に聴かせる。冷たさと熱さ,切れ味と強さ。相反する要素が共存することにより,ショスタコーヴィチの音楽の本質が心に突き刺さってくる感じ。私はこういう「心臓鷲掴み」みたいな演奏が好きなので,アドレナリンが出て興奮気味になってしまう。運転中なのに危ない危ない。
どの演奏を聴いても,まさにジャケットタイトルに恥じない「ヴァイオリンの巨人たち」の演奏だ。

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March 10, 2005

今日の通勤CD(ショスタコーヴィチ・ピアノ五重奏曲ほか)

ショスタコーヴィチ・ピアノ五重奏曲,ピアノ三重奏曲/ボロディントリオ(CHANDOS CHAN8342)
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この演奏はテンポや歌い回しがかなり重い。散漫なわけでもないし,雰囲気もいいのだが,三重奏曲ではなんとなく違和感がある。ねばっこい感じがこの曲に合っていないのかもしれない。五重奏曲のほうはそんなこともなく,「重いなぁ」と思うくらいで,なかなかいい演奏だと思う。私の好みとは若干違う気もするが。

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March 03, 2005

今日の通勤CD(ドヴォルザーク・Vc協ほか)

ドヴォルザーク・チェロ協奏曲,森の静けさ,ロンド,ブロッホ・シェロモ/フォイアマン(Vc)/バージン/ナショナル・オーケストラル・アソシエーション(PHILIPS PHCP-3412)
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先日「子供に選ばせるといつもと違う曲を聴くことになる。」というようなことを書いたら,「そんなこと言って結局バッハ,ベートーヴェン,ショスタコじゃない。」とkaorina。に言われた。悔しいので今回はまったく似合わないドヴォルザークを選択。
マスターがアセテート盤に直接録音したものということで音質は非常に悪い。それでもわかることは「フォイアマンのテクニックはすごい」だ。例えば速いパッセージでは音がクリアで音程は完璧。しかもライヴ。コンチェルトでは1楽章が終わると大拍手,もちろんどの曲も終わると大拍手だ。録音がよければもっといろいろなことがわかるのだろうが,この録音が残っているだけでも貴重なことだからそれだけで十分だろう。

ところで,なぜフォイアマンなのか。それは弥生の指揮者である小出氏の次の話を聞いて,フォイアマンは聴いておこうと思ったからだ。
『以前市原フィルでドヴォルザークのチェロコンチェルトをやったとき,代ソロに音大生がやってきた。そこで「カザルスとフォイアマンとどっちが好き?」と聞いた。するとフォイアマンを知らなかったので,「じゃあヨー・ヨー・マとロストロとどっちが好き?」と聞き直した。』というものだ。(ヨー・ヨー・マだったかどうかちょっと自信なし。)
その答えはどちらだったか忘れたが,「フォイアマンを知らないとはなあ」と小出氏は言っていた。それほどのチェリストだったら聴かないのは損だと思ったのだ。というわけで,よく知っている名曲だったら飽きずに聴けそうだと思って買ったのがこのCDだ。伝説的な録音があるそうだから,そのうちそれも聴いてみたいと思っている。

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March 02, 2005

今日の通勤CD(バッハ・BWV1ほか)

バッハ・カンタータ1,158,182番/リヒター/ミュンヘン・バッハ管弦楽団・合唱団(ARCHIV POCA-2033)
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ちょっと気が早く春の時期のカンタータを選曲。
1番はコラールカンタータシリーズのひとまずの締めとなる曲らしい。冒頭のコラール合唱が2本のソロヴァイオリンから始まるのが印象的だ。ヴァイオリンに導かれてオケが入り,次に入ってくる合唱がテキストの雰囲気を存分に伝えている。その後も受胎告知の喜びにふさわしいソプラノとテノールのアリアが続き,終曲のコラールが曲を締めくくる。こんな曲を聴かされたら教会も信徒も満足したに違いない。
182番は第1曲のソナタがとてもステキな響きだ。続くソプラノから開始される第2曲の合唱を聴くと,なんとも表現しがたい感情が湧いてくる。テキストは人々の喜びを伝えるものなのだが,幸せな気分なのか切ない気分なのか,私自身の体験を刻んだ深層心理に触れているような気がする。この曲が中間の2曲のレチタティーヴォと3曲のアリアの雰囲気を導いているということがあるのかもしれない。終曲の合唱は素直に「喜び」というものを感じることができる。ヴァイマル時代最初のカンタータだそうだが,最近この時期の作品が特に気になるのはこういう構成のせいかもしれない。
158番は1730年頃の成立らしいから,またかなり違う雰囲気だ。中でも第2曲のアリアとコラールはいい。ヴァイオリンのオブリガートにのせてバス独唱が歌い,ソプラノ合唱がコラール楽節を挿入する。内容は「天国よいとこ」という感じでちょっと私向けではないが。

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March 01, 2005

今日の通勤CD(ショスタコーヴィチ・Sym.4)

ショスタコーヴィチ・交響曲4番/ロジェストヴェンスキー/ボリショイ劇場管(RUSSIAN DISC RDCD11190)
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今日も子供がベートーヴェンのCDを取り出そうとしていた。ちょうどいい高さにベートーヴェンの棚があるからだと思い,抱きかかえて「こっちから選んでよ」とバッハの棚から選ばせた。ところが,コープマンのカンタータを取りだしたのはいいのだが,「これ何?」と聞くので「バッハだよ」と言うと「バッハやだ」と拒否された。仕方ないので「じゃあこっちから選んで」とショスタコの棚から選ばせた。すると「この紫のやつ」と言って選んだのがこれだ(子供は紫色が好きらしい)。
演奏はライヴならではの若干の乱れはあるものの,全体に満ち満ちたエネルギーと異常な雰囲気はものすごい。1楽章中間部のフーガでは,弦は弾きまくり,木管は叫び,金管は吠え,打楽器は轟音を上げる。2楽章ではティンパニが皮も破けんばかりに叩く。3楽章後半ではトロンボーンはやりすぎなくらいやっているし,弦楽器のグリッサンドもやばいほど強烈な印象を持たせる。そして最後に全てが崩壊する場面の絶叫。お行儀の良い演奏はショスタコには似合わない。やはりこうでなくては。もちろん凶暴な部分だけでなく,2楽章,3楽章コーダの不思議な雰囲気や,ショスタコ特有の薄いオーケストレーションで冷たい雰囲気の部分もゾクゾク来る。どこを聴いても4番の世界に引き込まれて一気に聴いてしまう名演だ。

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