男の家事・育児
kaorina。を医者に連れて行ったのだが,小児科の前に「父親の育児参加チェック」とか「父親の家事参加チェック」とかいうのがあった。どちらも10項目あって,各項目についてよくやっていると3点,ときどきやっていると2点,ほとんどやっていないと1点で,合計30点満点なのだが,私は家事は30点,育児は28点だった。
その結果の判定コメントが,家事では「家事の楽しさがわかってきましたね」,育児が「子育てに夢を持っていますね」みたいなことが書いてあって,なんだこりゃ,と思った。これはそもそも男が家事,育児をやらない前提で作ってある。だいたい普段から家事や育児をやっていたら楽しさや夢どころじゃない。いわゆる主婦で家事や育児をやっている人が同じ項目でチェックをやったら相当高得点になるだろうが,楽しさだとか夢だとか言ったら怒るに決まっていると思う。
このチェックを作った人間は何を考えているのか。父親を育児参加させたくて作っているのかもしれないが,男をなめすぎじゃないのか。確かに日本の伝統では男子厨房に入るべからずというのもあるから,男に家事や育児をやらせるのは難しいのかもしれないが,楽しさや夢でやるもんではないとおもう。しかも,私のように必要に迫られてやっていたら完全に馬鹿にされた気分になって非常に腹立たしい。
なんだかんだ言ってもこんなのがまかり通っているのだから,いつまでたっても男は家事や育児に参加しないだろうと思った。
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