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July 30, 2004

ウルトラマン

ついでにもうひとつ。
子供といっしょにウルトラ怪獣大百科という本を見ていてふと考えた。この本は実家で古本を買ってもらったものだったと思うが,ウルトラマンからウルトラマン80までのデータが載っている。
これを見ると飛行速度最速のエースとタロウでさえマッハ20だ。ウルトラマンにいたってはたったのマッハ5。ゾフィーもマッハ10。これではM78星雲から来るのにすごい時間がかかってしまうだろう。
というわけで,空想科学読本よろしく計算してみた。音速(=マッハ1)は340メートル/秒,光速は30万キロメートル/秒。音速は光速の約88万分の1だ。
M78星雲は300万光年彼方にある設定だから,マッハ20で移動しても1320億年かかる計算になる。つまりゾフィーは約2640億年前に,ウルトラマンが地球でゼットンに倒されることを予想し,命を2つ持って出発しなければいけないわけだ。すごい予知能力!
しかし,これでは宇宙ができる前になってしまう。では,ウルトラマンたちは瞬間移動できる,ということではどうか。同じ本にちゃんと書いてあります。「ウルトラマンキング:どこにでも しゅんかんてきに いける。」瞬間移動できるのはウルトラマンキングだけなのです。
というわけで結論。やはりこんなことを考えてはいけない。

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ピカチュウ

ちょっと前の話だが,kaorina。とピカチュウの話になった。
ピカチュウといえば,以前テレビ番組で激しく点滅して,それを見た子供が倒れた事件があった。このことから我が家の結論は,ピカチュウはリアルで人間を倒すことができる最強のポケモンだということになった。ほかのポケモンは所詮ストーリーの中で出てくるポケモンを倒すだけだしね。
もう一つ,なぜいつもピカチュウは外に出てるのか。出しっぱなしにしないでちゃんとしまえよ,サトシ。子供番組なんだからちゃんと片づけることをおしえなきゃダメじゃないか。
以上が我が家のピカチュウ観だ。

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育児

学生時代の友人から暑中見舞いが届いた。子供が産まれて育児の真っ最中だそうだ。横着してメールで返事を出したら(ゴメン),風邪のため母子共倒れで大変だったと返事が来た。
我が家でも最近次から次にダウンしたから,それは大変,と妙に納得してしまった。私も何度も休みをとって病院に連れて行ったし。
我が家はkaorina。の病気で一番手のかかる時期の育児をしていないが,ちょろちょろ動かないうちはそれはそれで楽だったような気もする。まぁ,小学校高学年くらいまではいろいろな意味で大変なのは変わらないのだろうが。
子供を寝かしつけてからでないと自分のことができないので,一緒に寝てしまうと活動時間がこんな深夜になってしまう。だから朝つらいんだよなぁ。

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July 29, 2004

今日の通勤CD(バッハ・ヴィオラ・ダ・ガンバソナタ)

バッハ・ヴィオラ・ダ・ガンバソナタ全集/ヴィーラント・クイケン(gamba)/レオンハルト(cemb.)(deutsche harmonia mundi BVCD-1825)
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ガンバの響きは優しくて良い。いまだにきつい音より優しい音を求めている。重症だ。
ガンバは以前からとても弾いてみたい楽器なのだが,楽器を買って弾き方を習って,という金がない。バッハの曲を弾いてみたいのだが,あまり数は多くないんだよなぁ。

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July 28, 2004

今日の通勤CD(バッハ・管弦楽組曲)

バッハ・管弦楽組曲1,2番/アーノンクール/ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス(TELDEC 8.43633)
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久々に声のないCDを選曲。
管弦楽組曲はなんといっても序曲だ。原題も直訳すれば「序曲」だし。
どちらもとても好きな曲だが,2番を聴くと学生時代に演奏したことを思い出す。バロック好きが集まって,各パート一人で演奏したのだが,雰囲気も良く楽しかったものだ。心が弱っているときは昔を懐かしむものだなぁ。

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July 27, 2004

今日の通勤CD(バッハ・BWV51ほか)

バッハ・マニフィカト,カンタータ51番/ガーディナー/モンテヴェルディ合唱団/イギリス・バロック管弦楽団(PHILIPS PHCP-3958)
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やっと明るめの曲を選択できるようになった。
カンタータ51番は,以前弥生で演奏したのだが,なかなか雰囲気が出なくて苦労した。メンバーがバロック慣れしていないと難しいものだ。
この演奏は4曲目のコラールで各楽器がソロで演奏されているが,私はこの響きが好きだ。内容からしても器楽は薄めのほうが良いような気がするし,終曲のアレルヤでtuttiになるほうが効果的な気がする。

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July 22, 2004

今日の通勤CD(バッハ・BWV4ほか)

バッハ・カンタータ4,150,196番/鈴木/バッハ・コレギウム・ジャパン(BIS CD-751)
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BCJカンタータ全曲シリーズの第1巻。当分バッハが続きそうな予感。
今日は特に196番に感じるものがあった。冒頭のシンフォニアが終わって,最初に合唱が入ってくる部分の響きがたまらない。こういう雰囲気に逃避したくなる。やばいやばい。
4番はとても好きな曲なのだが,今日はちょっと聴き流す感じになってしまった。

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July 20, 2004

弥生演奏会

日曜に弥生の演奏会が終わってからいまだに抜け殻状態だ。ダスビの演奏会ではいつものことだが,弥生の演奏会後にこれほど脱力しているのは久しぶりな気がする。
思い入れの強い演奏会本番の演奏では情緒面のほぼすべてを解放する感じがする。普段は閉じている心の扉を開き,自分の思いを放出し,他人の思いも受け入れる。そんな感じだ。だからその反動で翌日以降しばらく鬱っぽくなるのだと思う。
今回はいろいろな面で思い入れが強かったし,精神的にもきつい時期だったのでこれほど反動が大きいのだろう。
こんなことを繰り返していて精神が崩壊しないかと少し心配になる。もし本当に崩壊したらkaorina。と子供に申し訳ないが,ちゃんとした精神状態を保っている今のうちに「万が一の時はスマン」と言っておこう。
さて,肝心の演奏だが,自分自身はそれなりのできだったのではないかと思う。モーツァルトは特に魔笛序曲(主部の入り)がやばかったのだが,リハーサルでの失敗がメンバーの危機感を高めたのか,リハーサル直後に行った最終のパート合わせが良かったのか,本番では練習も含めて最良のできだったと思う。他パートのメンバーや聴きに来てくれた方からも「よかった」との言葉をいただいた。2ndVnモーツァルト乗り番の皆様,お疲れ様でした。そして,どうもありがとうございました。トップで弾くことにはもう慣れているはずなのに,今回は学生時代に初めてトップをやった頃の緊張感を思い出した演奏会だった。
アリアについては「オペラの伴奏になっていない」という感想もあったようだが,オケとしてもようやく歌と合わせることの楽しさがわかってきた段階なので,これについては経験を積むしかないと思う。おつきあいいただいたソリストの方々,どうもありがとうございました。おそらく近いうちに,またよろしくお願いします。
ベートーヴェンの第九はトップサイドだったので,かなりやりたいようにやらせてもらった。私は演奏は視覚的効果も重要だと考えているので,H.U.P.(某氏発案Hip Up Positionの略,要するにけつを浮かせる,場合によっては立ち上がること)やネックアップを多用したが,こういうのに眉をひそめる方もいらっしゃるだろう。とはいえ,先日N響を聴きに行ったら,コンマスの山口氏もけっこうやっていたので,やりすぎなければいいのではないだろうか。私自身がやりすぎかどうかはビデオを見てチェックしようと思う。
視覚的効果はそれなりに重要だが,演奏姿勢の変化は音の飛び方の変化も伴うので,あるメンバーから指摘を受けて以降,最近はH.U.P.の際に楽器が下がらないように気をつけている。これもできているかはビデオで要チェックだ。
とにかく,全曲の最後は指揮者の小出氏曰く「花火が打ちあがるように終わるのが夢だった」という雰囲気を出せたのではないかと思う。
技術的なチェックとしては,全体では弱奏部をそれらしく演奏できたか,リズムが甘くならなかったか,音程が激しく耳障りではなかったか,細かいパッセージのツブ立ちは十分だったか,パート間の接続はスムーズだったか,など。
細かいことでは,1楽章では2ndVnのキザミは十分聞こえたか。2楽章では緊張感を最後まで保てたか。3楽章ではパート間のバランスはよかったか,フレーズの納め方は自然だったか。4楽章ではアンサンブルが大きく乱れなかったか,ソリストや合唱とのバランスはどうだったか。などなど,数え上げたらきりがないが,次回以降に生かしていければと思う。
今回は初の試みとして,本番少し前に問題箇所を指摘したメールをメンバーに流すということをやってみたが,プレイヤーとして非常に尊敬しているビオラのYさんからは「おまえがインスペクターで次もやれ」と言われたので,次回も練習の各段階でやってみようかと思う。やり方も試行錯誤でもう少し効率を上げなければならないと思うが。
演奏中の出来事としては,4楽章のある箇所で練習も含めておそらく初めてボウイングを間違えた。すぐ復帰したのだが,後ろのプルトに私をアテにしていた方がいたらしく,混乱したと言われてしまった。どうもすみませんでした。でも本番ではいつもこんなことをやっているので,まあ仕方ないでしょう。
それから,問題の咳喘息はもうだいぶ治まっていたが,2楽章で喉が乾燥して咳を我慢できなくなった。弱奏部だったため,クレッシェンドのところまで待ち,フォルテの音と同時に咳をして切り抜けたが,3楽章だったらどうにもならないところだった。これはラッキーだった。
打ち上げであるが,今回も翌日が休日なのをいいことに朝(4次会)までやっていた。私は3次会ではほとんど寝ていたのだが,kaorina。も含めて朝までほとんど起きていた人もいるらしい。若くない人もけっこういるのにたいしたものだ。
2次会がとても楽しかった気がするが,飲んでいたので詳細はほとんど覚えていない。kaorina。のおかげでいろいろなことがあったことがわかるが,今回私は問題行動をとっていないらしいので多少安心した。それ以外にもとてもたくさんの情報がkaorina。のところに届いたらしい。いろいろ聞いたが,楽しい話題だけでなく,楽しくない話題もある。人間が集まるからにはいろいろな接触があり,そこから良好な関係やよろしくない軋みが生じるのは当然であるから仕方ないことだ。
中でも,今回でいったん弥生の活動を休止する人がいるというのは残念な話題だ。理由とその対応は人それぞれであるが,自分たちの場所から離れていく人の考えの中に,非常に重要な真実が含まれていることが多々あることを忘れてはいけないだろう。離れていった人は戻ってこないかもしれないが,その理由をきちんと受け止め,自分たち自身を見つめ直すことが重要だと思う。
最後に,ネット上に感想がないかと検索してみたが,あまりなかった。でも,ちょっとでも書いていただいた方のblogにはトラックバックを送りました。聴きに来ていただいた方,お手伝いしてくださった方,どうもありがとうございました。今回,800席の紀尾井ホールに700人ほど入ったそうです。演奏者だけでは演奏会は成り立たないので,本当に感謝です。
そして,演奏した皆様,お疲れ様でした。どれだけの人がこの記録を見ているかわかりませんが,コメントなどいただけるとありがたいです。

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今日の通勤CD(バッハ・BWV26ほか)

バッハ・カンタータ139,26,116,130番/リヒター/ミュンヘン・バッハ管弦楽団・合唱団(ARCHIV POCA-3030)
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今日のように気分的に不安定なときはバッハに限る。いつの頃からか精神的に疲れているときはバッハ,特にカンタータを聴くようになった。バッハの音楽の何が原因なのかはわからないが,私にとってはバッハがあるから生きていられる,という感じだ。今までにも何度も救われた気がする。
今日も妙に感情が敏感になっているようで,26番のテノールのアリアや116番の冒頭のコラールで泣きそうなほど感動してしまった。
先頃モーツァルトを取り上げたテレビでその効用が話題になっているようだが,バッハにも癒しの効果があるのではないだろうか?誰か研究していそうなものだが。

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July 17, 2004

封印

練習に行こうと道を歩いていたらkaorina。が妙なものを発見した。
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うかつにはがして大変なことになるといけないので、撮影だけにしておいたが、なにが封印されているのだろうか?なにしろ道路の舗装面だ。そういえばこの道はついこの間舗装を打ち直したばかりだ。ますます怪しい。

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侍ジャイアンツ

kaorina。とドカベンの話をしていたら,山田太郎は最初柔道やってたけど,侍ジャイアンツの番場蛮は鯨捕ってた,という話になった。
kaorina。はそんなことあるはずない,と,大うけしているのだが,私の記憶ではアニメの初っ端で褌姿の番場蛮が銛を持って鯨を捕っているシーンがある。しかし,ネット上で検索してもなかなか証拠がない。
ビデオなんかはでているのだろうか?誰かこの件に詳しい人がいたらおしえてください。
なんでこんな話になったのか考えてみたら,胃が痛いからキャベジンを飲もうという話から,キャベジン?キャジベン?キャジベンはドカベンに似てるな。とかいう話から始まったのだった。

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July 16, 2004

今日の通勤CD(ショスタコーヴィチ・Sym.6ほか)

ショスタコーヴィチ・交響曲6番,黄金時代組曲,ハチャトリアン・交響曲3番/ストコフスキー/シカゴ響(RCA VICTOR 09026 62516 2)
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ハチャトリアンはど派手な曲なので,たぶんストコフスキーは好きだったんだろう。それにしても派手派手しい音を聞き続けていたら脳みそが疲れてしまった。やはり気分によっては聴けない曲もあるものだ。
ショスタコ6番は最後に変な減速があるが,これは妙だ。まあ解釈だからいいのかもしれないが。

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July 15, 2004

今日の通勤CD(ベートーヴェン・Sym.9)

ベートーヴェン・交響曲9番/ヘレヴェッヘ/ラ・シャペル・ロワイヤル/コレギウム・ヴォカーレ(harmonia mundi HMC 901687)
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本番が近いので聴いてみようかな,ということで選曲。
1楽章はワクワクする演奏でよかった。4楽章はちょっと優しすぎる印象。もっと激しくやってほしい。刺激的なのを求めすぎているのだろうか。
解説を読んでいてくだらないことに気づいたのだが,"O Freunde,"の英訳が"O Joy,"になっていた。本当は"O friends,"とでもなるところだろう。西洋人だって翻訳を間違えるのだから,日本人が間違っても仕方ないね。

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羽アリ

今夜は家の中に羽アリがけっこう入ってくる。虫の類がいるとkaorina。や子供が大騒ぎするので面倒だ。たぶん羽アリが大量発生しているのだろうが,早いところ終息して欲しい。今もPCの周りを飛び回っている。困ったものだ。
我が家は公園に隣接しているので,虫の訪問が多い。最もよく見かけるのがテントウ虫で,ホシが2つあるヤツがよく部屋の中にいる。テントウ虫だから害はないと思うが,大騒ぎになって外に追い出すのは私の仕事だ。いいじゃないか,テントウ虫くらい,と思うのは私だけなのか。
ほかにもクモはよく登場する。これも大騒ぎだ。幸いなことに一番騒ぎになりそうなゴキブリはいまだに現れないので,今後も現れないでもらいたい。

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July 14, 2004

今日の通勤CD(ショスタコーヴィチ・Vn二重奏曲ほか)

バルトーク・44の二重奏曲,ショスタコーヴィチ・3つのヴァイオリン二重奏曲,プロコフィエフ・2つのヴァイオリンのためのソナタ/パールマン,ズーカーマン(Vn)/サンダース(Pf)(EMI 5 65994 2)
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たったの7分程度しか入っていないショスタコーヴィチのために買ったCD。ポルタメント多用,情感たっぷりの粘っこい演奏。大演奏家はなんでも自分の色にしてしまうということか。それにしてもちょっとやりすぎじゃないか?この盤以外には2,3種類しかないようだが,ほかも探して聴いてみたいものだ。
そのほかは例によってまともに聴いたことがなかったのだが,バルトークはけっこう面白い。44曲あるが,それぞれが1分前後と短く,いろいろな要素があって楽しい。今度楽譜を買ってみようかと思った。

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July 13, 2004

今日の通勤CD(パーセル・オード)

パーセル・オード集/ピノック/イングリッシュ・コンサート(ARCHIV POCA-2567)
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オード3曲を収録。全て祝祭のための作品なので,華やかな音楽。内容もさすがイギリス最大の作曲家,という曲ばかりだ。
メアリー2世の誕生日のためのオード「来れ,汝ら芸術の子」は,作曲者の死の前年の作品だが,それでも35歳。やはり天才でないと後世に残る作品は書けないのか?

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仮説を立てた

昔からみんなで一緒に同じことをするのは嫌いだ。手拍子とか,盆踊りとか,声を合わせて歌うとかいうのは絶対にできない。手拍子などはあまりにも嫌なのでわざと周りとずらして叩いていたら笑われたこともある。だから,自分がどうしてオーケストラで活動していられるのかずっと疑問に思っている。
今回弥生で第九をやるため,合唱団との練習が何度かあった。オケとは違う合唱団の雰囲気を感じて,以前某演奏会の打ち上げで合唱団の人々がみんなで歌い出したことを思い出して,一つの理由を思いついた。
オーケストラでは全体として同じ音楽を作っていくけれども,全パートが同じことをやっている場面は少ない。パートごとに何らかの関わり合いを持ちながら,似たようなことをしていたり,まったく違うことをしていたりする。だから,「おっ,そうきたか。じゃあ,こっちはこうだ。」とかいうようなやりとりをする余地があると思う。みんなでシンクロしているわけではないということだ。
それなら手拍子などとは違い,自分の主張もできて,全体に埋没することもないから,自分の中では納得しているのではないだろうか。だからオーケストラの構成員としてなんとかやっていられるのではないかと。
まあ,弦楽器だとパート内では同じことをやっていることがほとんどなので,本当にこれが理由なのかと考えるとちょっと怪しいが。

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July 12, 2004

今日の通勤CD(バッハ・BWV40ほか)

バッハ・カンタータ40,60,70,90番/鈴木/バッハ・コレギウム・ジャパン(BIS CD-1111)
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BCJのカンタータ全曲シリーズ15巻。BCJの演奏はやはり「透明」というイメージ。例えば60番冒頭のアリア,器楽の前奏も,アルト(カウンターテナー)が"O,Ewigkeit,"と入ってくる部分も,やっぱり「透明」という感じだ。
ほかの曲にしても同様の雰囲気を持っていて,ちょっとさらっとしすぎている感もあるが,音楽が生きている感じがして気に入っている。
60番は好きな曲なのでBCJの録音を待っていたのだが,発売してすぐに店頭の試聴コーナーで聴き,期待どおりで嬉しかったという思い出がある。

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July 10, 2004

咳喘息

以前掲示板(No.894)に書いたが,咳喘息と診断されたのが4月終わり頃。いまだに完治していない。
最初「1週間くらいで治るでしょう」と言われたのだが,多少咳の頻度が下がったくらいで,ときどきせき込むのは収まらない。まあ,咳喘息を知らない医者もたくさんいて,診断されるまで効かない咳止めを飲まされる人もいるそうなので,少しはよかったのかもしれない。
kaorina。がある記事を読んで「君が書いたのかと思ったよ。」と言ったほどそっくりな状況(医者の頭文字も一緒,院長が女医らしいのも一緒,よく知らない医者というのも一緒)を発見したが,主催者の方は治ったのだろうか。ちょっと気になる。
また別のブログの主催者の方はしっかり1週間ほどで治ったそうだ。うらやましい・・・。
1週間後には演奏会本番だというのにこの咳は困る。先週の練習でも途中で激しくせき込んで弾けなくなったことがあった。(←せき込むといっても"agitato"ではなく,ゴホンという咳です。念のため^^;)。本番中にそんなことになったら目も当てられない。管楽器奏者よりはマシだが・・・。
で,フルタイドの吸入は1日一回だけにしていたのだが,先日医者に行ったら「朝晩やったら早く治るかも」と言われて1日二回にした。ちょっとはよくなっているような気もするが,気のせいのような気もする。本当に早く治ってほしい。
いろいろなサイトを調べてみると,「喘息は治らない」とか「咳喘息も喘息と同じ」とか書いてある。確かに弟は喘息持ちだから喘息が治らないのはわかるが,咳喘息は治ると思いたい。もう3月初めの風邪から4ヶ月以上も咳続きでいいかげんなんとかしたい。

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選挙

明日は参議院議員選挙だが,弟が投票する気がないと言っていると聞いたので,投票しろとメールを送った。
すると,政治家を応援する気はないから投票しない,と返してきたので,投票しないのは消極的に自民党を応援していることなんだよ!と説教めいたメールを返してやった。
まぁ,自民党を応援しているのならそれでいいが,その気がないならちゃんと投票しなさいよ,と。
いつも思うが,投票もしないで「今の世の中はどうこう」と文句を言っている人は間違っていると思う。投票率が低ければ自民党有利,というのは事実。自民党が勝ち続ければ驕りが出てまともでないことをやり始める。私の座右の銘(というほどではないが)「安定すれば腐敗する」というやつだ。
だからといって政権政党が他の政党に変わったら日本がよくなるかといったらそうではないと思う。しかし,何もしなければ何も始まらないので,せめて自分に与えられた権利は行使したい。
どこぞの企業の傲慢な人が「たかが××」という発言をして話題になっているが,政治で言えばたかが庶民,されど庶民だ。従業員を大切にする企業は伸びる,庶民を大切にする国は豊かになる,と思う。
政治家が庶民を無視して勝手ばかりしている現状をちょっとだけでも変えたければ,わずかに与えられた選挙権を使って,たかが庶民,されど庶民ということを示さなきゃ,と思う。
今の今まで投票するつもりはなかったけれど,これを見て「なるほど」と思った人がいれば,明日は一票を投じに行きましょう。思わなくても投票してほしいけど

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July 09, 2004

今日の通勤CD(バルトーク・弦楽四重奏曲)

バルトーク・弦楽四重奏曲全集,/バルトーク弦楽四重奏団(Pony Canyon PCCL-00129)
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今までまじめに聴いていなかったのだが,3,4番が非常に気に入った。土俗的な激しいリズム,刺激的な和音,特殊奏法が満載。この時期ならではの作風のようだが,実験的な作品というところだろうか。
室内楽を聴くときは自分が演奏する気分で聴くことが多いが,これはもう大興奮だ。技術もアンサンブルも相当難しいだろうが,機会があったら弾いてみたいという思いだ。
余談だが,私はこの盤のように○○四重奏団の○○四重奏曲全集というのが好きで,ほかにもボロディン,ヤナーチェク,ニールセン,ショスタコーヴィチなどを集めた。
必ずしも最高の演奏というわけではないだろうが,なんとなく「名前に恥じないための気合い」というか,そんなものがあるような気がしているのだ。
今一番欲しいのはベートーヴェンカルテットのベートーヴェン全集だが,全集としてはCD化されていないらしい。LPでは存在を確認しているが,CD化されないものだろうか?

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トラックバックのこと

せっかくブログをやっているのだから,日記みたいなのだけではなく,ブログらしいことをやってみたいと思っている。
ブログといえばやはりトラックバックだろうと思ったが,トラックバックというのはよくわからないので,とりあえず身内のkaorina。のブログで試してみた。
やってみたところ,どうもこれを見ず知らずの人にやるのは危険ではないかと思われた。ただでさえメール,チャット,掲示板など,ネット上では見解の相違によるトラブルが絶えない。私自身もメールとチャットではトラブルに巻き込まれたことがある。
そこで,トラックバックのマナーとか,そういうものがあるのだろうか,と検索してみたところ,「トラックバックのマナーについて」というタイトルで論じているブログを見つけた。で,私はこのブログの主催者の意見に賛同できた。記事に関連さえあれば,自由にトラックバックしていいじゃないか,ということである。
リンクについては,今回は「こんな記事があった」ということでリンクを貼ったが,無理にリンクする必要もないかな,と思う。私の場合,今回のようなパターンが多くなりそうな予感はするが。
そこでのトラックバックやコメントなどを読んでみると,こういったマナーが問題になるのは,日本の「お返し文化」が根本にあるからだと思った。つまり,何かしてもらったらお返ししなければならない,しかも倍返しとか。
ブログは西洋生まれだから,たぶんお返し文化は関係なく,どんどん関係が広がっていけばスバラシイじゃないか!という発想でトラックバックの機能が作られたのだと思うが,それが日本の文化になじむのは少しばかり大変かもしれない。
私の実家は全くといっていいほどお返し文化がないので,「トラックバックは自由でよい」という考えに賛同できるが,お返し文化が厳格な家に育った人はそう簡単にいかないのかもしれない。
ちなみにkaorina。の家はお返し文化が厳格なので,私はけっこう苦労しています。(^^;

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July 08, 2004

今日の通勤CD(バッハ・小ミサ曲)

バッハ・ミサ曲BWV233,234,235,236/ヘレヴェッヘ/コレギウム・ヴォカーレ(Virgin CLASSICS 5 62252 2)
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4枚組のうちの2枚に今回の小ミサ曲が納められている。ルター派のミサ曲なのでキリエとグローリアのみの構成である。(ミサ・ブレヴィスといっていいのか。)演奏時間はそれぞれ約30分。
ほとんどがカンタータの,しかも完成度が高い曲からの転用でできていて,私としては耳なじみのある曲がたくさん出てきて聴きやすい。中でもBWV234は好きな曲が入っているので気に入っている。
だからといって既存作品の焼き直し,といった趣はなく,ちゃんと作品として完成されているからさすがだ。ロ短調は長くて,という人も小ミサ曲なら安心してバッハのミサ曲を聴けるのでは?

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July 07, 2004

今日の通勤CD(ベートーヴェン・Sym.2ほか)

ブラームス・交響曲2番,ベートーヴェン・交響曲2番/ビーチャム/ロイヤルフィル/(BBC LEGENDS BBCL 4099-2)
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ブラームスは異様な熱気のライブ録音。いたるところにビーチャムのかけ声が入る。かけ声がかかるとオケのテンションが上がって面白い。
終楽章のコーダはこの典型で,音楽がどんどん熱気を帯び,最後は大興奮のうちに最終音にたどり着く。長い引き延ばしが鳴り終わらないうちに熱狂的な拍手が入り,全曲が閉じられる。これが聴きたいがためにこの録音を聴くようなものだ。
今回は2楽章を聴いて,やっぱりブラームスはうだつが上がらないなぁと思った。私の感覚では「ブラームス=うだつが上がらない」であり,自分がうだつが上がらなくてしょーもないときに聴くのだ。で,今回は2楽章で自分の感覚に非常にぴったりしたわけだ。
まぁ,4番のうだつのあがらなさと,自分への腹立ちみたいなのが一番わかりやすいと思うが。
ベートーヴェンはスタジオ録音だが,なかなかいい演奏だと思う。ライブだったらもっと白熱したのかも?

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July 06, 2004

今日の通勤CD(バッハ・BWV80ほか)

バッハ・カンタータ80番,106番/リヒター/ミュンヘン・バッハ管弦楽団・合唱団(ARCHIV POCA-3032)
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カンタータ106番はバッハが22歳の時の作品。葬儀用に作曲されたそうだが,冒頭のソナティーナでヴィオラ・ダ・ガンバの響きにのせてフラウト・ドルチェが入ってくる部分や,最初の合唱が"Gottes Zeit ist die allerbeste Zeit."と入ってくるあたりは,どうしてその歳で?と思わせる雰囲気だ。
最後のコラール合唱後半のフーガは非常に感動的だ。この録音では比較的ゆっくりしたテンポで演奏されるが,説得力があって気に入っている。
しかしこれが22歳の時の作品とは,重ね重ね恐れ入る。歳をとってもこんなふうに死を捉えることができるのだろうか?やはり宗教はすごいということか。
80番はルターの宗教改革用コラールが何度も登場する。アマオケプレイヤーとしてはメンデルスゾーンの交響曲第5番「宗教改革」でもおなじみですね。

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July 05, 2004

今日の通勤CD(ショスタコーヴィチ・Sym.8)

ショスタコーヴィチ・交響曲8番/ムラヴィンスキー/レニングラードフィル(RUSSIAN DISC RDCD10917)
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この曲では最高の演奏といわれるライブ録音。今日はなぜかこの曲が聴きたくなったので選曲。おそらく1楽章の阿鼻叫喚の部分を求めていたと思う。ありきたりだが、戦争に蹂躙される命に思いが及ぶ。きっとイラクでもこんな音にできる現実があるんだろう、などと考える。正義というものを理由に国盗りゲームに興じる権力者のために、日々の幸せのために努力している多くの命がいとも簡単に消されてしまう不条理、作曲者はそんなことも考えていたのか。2,3楽章はエピソード、4楽章を経過して5楽章が1楽章に対する答えだろう。「最後に美しいものが残る。」との作曲者のコメントがあるが、全曲の最後に触れたら壊れそうな不安定な、しかし美しい和音(3和音の中抜け)が鳴る。美しいものとは人間の命そのものだろうか。そんなはかなくも美しい命を持っている人間という生命体は、欲望のためにその大切さに気づかないままなのだろうか。命は自然の一部であり、自然に還る、といった趣の音型が繰り返されると、言葉にできない感情が満ちてくる。永遠に続く時間というか、有史以来そこにある存在というか、宇宙空間の基本となる何かというか、そんなわけのわからない哲学的なことに思いをはせる曲です。

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July 02, 2004

演技力?

しばらく体調不良だった子供がけっこう元気になったというので,昨晩迎えに行ったのだが,今朝になると元気がなく,顔色も悪かったので結局保育所を休ませた。
保育所に預けられないと私も仕事に行けないので,仕方なく今度は私の実家に預けることにした。迎えが来ても元気がなく,着いたら医者に行くよう頼んで送り出した。
夕方連絡があり,医者ではもう何ともないと言われ,普段どおり元気だとのこと。ひとまず安心だ。
そこで以前誕生日ごとの性格が書かれた本を読んだときに,子供の誕生日のところには「仮病を使い,周囲は見破れません。」とあったことを思い出した。
まさかとは思うが,もしこれが仮病だったらすごい演技力だ。元気がないだけでなく,顔色も悪かったので,仮病ではないと思うのだが・・

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